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松ノ木の風景

霜について

松ノ木運動場の利用者を含めまして、関係者が冬になると頭を悩ませていることの一つに「霜」があります。今回は、松ノ木運動場での体験をベースに「霜」について考えてみました。(科学的には、間違っている部分もあるかと思います)

二十四節気に「霜降(そうこう)」というのがありますが、10月23日ころです。まだ東京の温度は10度C~20度Cの時期です。松ノ木運動場の霜は、12月後半~3月初めの時期ですが、都市化で初霜も遅くなってきているようです。

霜ー1

都会の道はコンクリート化され、昔のように霜柱を踏んで通学する楽しみを知らない子供たちが増えています。しかし、松ノ木運動場では、野球場の外野の芝生にはサクサクした霜柱が、内野やクレーコートの土の中には白い霜が混じり、凍っています。
太陽が昇り始めると、霜が溶け始め、グランドは柔らかくなります。ピーク時には、わざとホースで水を撒いたように、グラント一面が水びたしになります。
それは沼地を歩くような感じで、全くグランドには入れません。故に、グランド整備は、乾くのを待って行います。

<芝生の霜柱>
霜ー2

霜ー3

<土の中の霜>
霜ー4

霜は降りるものです。気温が3度C以下になると、地面が冷やされて、大気中の水蒸気が昇華して地面に付着する氷の結晶が霜です。
霜柱は地中から盛り上がるものです。気温が0度C以下で、地中の温度が0度C以上のときに、地中の水分が地中で凍結し、柱状の氷の結晶になったものです。土が盛り上がったようになる現象です。

松ノ木運動場の中で、霜の被害を一番うけるのは和田堀公園野球場です。もともと調節池なので、土の中に水がたまりやすい構造なのかもしれません。
特に、日当たりの悪いA面がなかなか乾かず、B面が利用できてもA面は使用不可というケースが頻発しています。
これは、梅雨の時期とは反対です。梅雨の時期は、A面の方が早く乾き、B面が柔らかく使用不可というケースが頻発します。
理由は、調節池なので、A面3塁側の取水口からB面レフト側の排水口まで、わずかですが全体が傾斜しているからではないかと推測しています。
長雨の梅雨では水がB面側にたまり、冬の霜の時期は日陰の霜が徐々にとけ、少しずつA面3塁側ににじみ出てくるためではないかとの推測です。

霜対策の一つは「塩カル(塩化カルシュウム)」です。野球場やクレーコートに繰り返し撒いています。塩カルは、防塵剤、凝固剤、食品添加物などにも利用されている不思議なものです。
経験的には、撒いた後、雨や雪がなければ、2-3週間は霜対策として効果があります。
塩カルは水に溶けやすく、水溶液の凝固点が低くなるので、霜柱等がたちにくくなるようです。但し、「絶対大丈夫か」と聞かれると、「そうとも言えない」というのが現状です。
よく雪が降った後に塩カルを撒いているようですが、松ノ木運動場ではやっていません。
塩カルは吸収力に富み、水分を吸収すると多量の溶解熱を発生し、水の氷結温度を大幅に下げるので凍結防止剤としては有効のようです。故に、雪の降る前に撒くのは効果があると思いますが、降った後は、力で雪かきをするしかありません。

<塩化カルシュウム>
霜ー6

霜ー7

松ノ木運動場では色々な霜対策を実験中ですが、現在までの結論は、「自然の力に逆らうのは難しい」ということのようです。
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松ノ木運動場

Author:松ノ木運動場
杉並区松ノ木1-3-22
TEL:03-3311-7410

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